「them」と「those」は、どちらも英語でよく使われる単語ですが、その使い分けに迷うことも多いですよね。「them と those の 違い」をしっかり理解することで、より自然で正確な英語表現ができるようになります。この二つの単語は、それぞれ異なる役割を持っているのです。
「them」と「those」の基本を掴む!
まず、「them」は代名詞として使われ、「彼ら」「彼女ら」「それら」といった意味を持ちます。これは、すでに話題に出ている複数名詞や代名詞を指すときに使われます。例えば、「I saw the books. I read them .」のように、「books」という名詞の代わりに「them」が使われています。このように、 「them」は「〜を」や「〜に」にあたる目的格の代名詞 なのです。
一方、「those」は、指示代名詞または指示形容詞として使われます。「those」が指示代名詞として使われる場合は、「それら」「あの人たち」という意味になり、遠くにある複数名詞を指します。例えば、「Look at those over there.」という場合、「those」が遠くにある「もの」や「人」を指しています。指示形容詞として使われる場合は、名詞の前に置かれ、「あの〜」「それらの〜」という意味になります。「 Those cars are expensive.」のように、carsという名詞を修飾しています。
このように、基本的な役割が異なります。
- them: 目的格の代名詞 (〜を、〜に)
- those: 指示代名詞 (あれら、あの人たち) または指示形容詞 (あの〜、それらの〜)
「them」のさらに詳しい使い方
「them」は、文の目的語として使われるのが一般的です。「He gave the presents to them .」(彼はプレゼントを彼らにあげた)のように、動詞の後に来て、誰に・何に影響があったかを示します。また、前置詞の後にもよく置かれます。「I talked about them .」(私はそれらについて話した)のように、「about」という前置詞の後に来ています。
「them」が指すものは、文脈によって変わります。
| 文脈 | 「them」が指すもの |
|---|---|
| 「I met the students. I told them a story.」 | the students (生徒たち) |
| 「These are my new shoes. Do you like them ?」 | my new shoes (私の新しい靴) |
「them」は、性別を問わず、複数形の名詞や代名詞を指すことができます。単数形の名詞を指す「it」と混同しないように注意しましょう。
「them」を使う際のポイント:
- 文の目的語になることが多い。
- 前置詞の後ろによく置かれる。
- 性別を問わず、複数形の名詞や代名詞を指す。
「those」の指示代名詞としての役割
「those」が指示代名詞として使われる場合、それは「遠くにあるもの」や「遠くの人々」を指します。例えば、教室の後ろにある机を指して「 Those are old desks.」(あれらは古い机です)と言うことができます。これは、近くにあるものを指す「these」の反対の概念です。
「those」は、単独で主語や目的語になることもあります。「 Those are beautiful flowers.」(あれらは美しい花です)では、「Those」が主語になっています。「I like those .」(私はあれらが好きです)では、「those」が目的語になっています。
「those」が指示代名詞として使われる例:
- Those were the days. (あれは良い時代だった。)
- Who are those people? (あの人たちは誰ですか?)
「those」が指すものは、複数形である必要があります。単数形は「that」になります。
「those」の指示形容詞としての役割
「those」が指示形容詞として使われる場合、それは名詞の前に置かれて、その名詞が「遠くにある」「あの」ものであることを示します。例えば、「 Those books are on the shelf.」(あの本は棚の上にあります)のように、「books」という名詞を修飾しています。この場合、「those」は「these」(これら)の反対として、距離感を表します。
指示形容詞としての「those」は、具体的な名詞を特定するのに役立ちます。
| 文 | 「those」が修飾する名詞 | 意味 |
|---|---|---|
| Please pass me those pens. | pens | あのペンを渡してください。 |
| I don't like those kinds of movies. | kinds | 私はそんな種類の映画は好きではありません。 |
「those」と「these」の使い分けは、指し示すものが「近い」か「遠い」かで決まります。
- 「these」: 近い複数形のものや人
- 「those」: 遠い複数形のものや人
「them」と「those」の混同しやすいポイント
「them」と「those」を混同してしまう原因の一つに、「複数形」を指すという共通点があります。しかし、前述したように、その機能は全く異なります。 「them」は「〜を」や「〜に」にあたる「目的語」 として機能し、 「those」は「あれら」や「あの〜」といった「指示」 の役割を担います。
例えば、「I saw the cats. I love them .」は正しい文ですが、「I saw the cats. I love those .」と言うと、「those」が単独で「cats」を指す指示代名詞として使われ、少し不自然に聞こえることがあります。指示代名詞として使う場合は、「I saw the cats. I love those ones.」のように「ones」を補うか、文脈で明確にする必要があります。
文脈による使い分けの例:
- them : 過去に言及されたものを指す(目的格)
- those : 離れているものや、特定のものを強調して指す(指示)
「them」が使われるのは、文中にすでに登場した複数名詞の代わりとして、目的語や補語になる場合です。一方、「those」は、指し示したい対象が目の前にない場合や、相手に注意を促したい場合に使われます。
混乱しないためのチェックリスト:
- 「〜を」「〜に」にあたるか? → 「them」の可能性が高い。
- 「あれら」「あの〜」という意味で、遠くのものや人を指すか? → 「those」の可能性が高い。
- 名詞の前に置かれているか? → 指示形容詞の「those」の可能性が高い。
「them」が使われる様々な場面
「them」は、日常会話で非常に頻繁に使われます。例えば、友達に何かを頼むとき、「Can you give them to me?」(それらを私にくれますか?)のように使います。ここで「them」は、すでに話している「もの」を指しています。
「them」が直接目的語になる場合と、前置詞の後ろに来る場合を区別することが重要です。
| 直接目的語 | 前置詞の後ろ |
|---|---|
| I will call them later. | I will talk to them later. |
| She bought them yesterday. | She gave the flowers to them . |
「them」は、過去の会話で出てきた複数形の名詞を「置き換える」役割を果たすため、文脈を把握することが理解の鍵となります。
「those」が使われる様々な場面
「those」は、指示代名詞として、単独で「あれら」という意味で使われるだけでなく、指示形容詞として名詞を修飾する際にも、その存在感を発揮します。「Look at those clouds!」(あの雲を見て!)というように、空に浮かぶ雲を指し示すことができます。
「those」が指示代名詞として使われる例:
- Is that yours? No, those are mine. (あれはあなたの? いいえ、あれらは私のものです。)
- Which ones do you want? I want those . (どれが欲しい? あれらが欲しい。)
「those」が指示形容詞として使われる例:
- Those houses are very old. (あの家々はとても古い。)
- I prefer those kinds of shoes. (私はそんな種類の靴の方が好きです。)
「those」は、距離感や、強調したい対象を示すのに非常に便利な言葉です。
まとめ:them と those の違いをしっかり理解しよう!
「them」と「those」の根本的な違いは、その機能にあります。「them」は「〜を」「〜に」にあたる目的格の代名詞で、すでに話題に出た複数名詞の代わりになります。「those」は「あれら」や「あの〜」という意味の指示代名詞または指示形容詞で、遠くのものや人を指し示します。それぞれの役割を理解し、文脈に合わせて正しく使い分けることで、あなたの英語表現は格段にレベルアップするでしょう。