英語で「あれ」「それ」「これ」を指し示す時に使う「those」と「these」。この二つの単語、実はとっても似ているけれど、使い方が全然違うんです!この記事では、「thoseとtheseの違い」を、まるで友達に話すみたいに、分かりやすく、そして詳しく解説していきます。これで、もう迷うことはありません!
距離感で決まる!「those」と「these」の基本ルール
「those」と「these」の最も基本的な違いは、「どれだけ離れているか」という距離感にあります。話している人(あなた)から近いものを指すのが「these」、遠いものを指すのが「those」なんです。
例えば、目の前にあるリンゴを指差して「This apple is delicious.」と言いますよね。でも、テーブルの向こう側にあるリンゴを指差すなら、「That apple looks good.」となります。この「this」と「that」の関係が、「these」と「those」にもそのまま当てはまるんです。「these」は「this」の複数形、「those」は「that」の複数形だからです。
この「距離感」を掴むことが、「thoseとtheseの違い」を理解する上で最も重要 なんです。文脈や指し示す対象との物理的な距離、そして感情的な距離感まで含めて判断することが、ネイティブスピーカーのような自然な英語表現に繋がります。
具体的に、それぞれの単語がどのような状況で使われるか、いくつか例を見てみましょう。
- **These** books are on my desk. (これらの本は私の机の上にあります。) - 話し手(あなた)のすぐ近くにある本
- **Those** birds are flying south. (あの鳥たちは南へ飛んでいます。) - 話し手(あなた)から遠くに見える鳥
「these」が使われる場面:身近な存在を指すとき
「these」は、話している人(あなた)にとって身近なもの、手に取れるような距離にあるものを複数指すときに使います。これは、物理的な距離だけでなく、時間的な近さや、感情的に「自分ごと」だと感じているものにも使われます。
例えば、:
- 今、まさに読んでいる本を指して「These pages are interesting.」と言ったり。
- 一緒にいる友達に、「These cookies are delicious, right?」と聞いたり。
また、現在進行中の出来事や、最近起こったことに対しても「these」は使われます。
| 状況 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 身近な物(複数) | These flowers are beautiful. | これらの花は美しいです。 |
| 最近の出来事 | I’m busy with these tasks. | これらのタスクで忙しいです。 |
「those」が使われる場面:少し離れた存在を指すとき
一方、「those」は、話している人(あなた)から少し離れた場所にあるもの、あるいは話の流れで話題に出たものの、今は直接手に取れないような距離にあるものを複数指すときに使われます。遠くに見える景色や、過去の出来事、あるいは少し距離を置きたい相手や物事に対しても使われることがあります。
例えば、:
- 窓の外に見える遠くの山々を指して「Those mountains are majestic.」と言ったり。
- 昔の思い出話をする時に「I remember those days fondly.」と言ったり。
「those」は、時に「あの連中」のように、少し距離を置いたり、批判的なニュアンスを含んで使われることもありますが、基本的には単に「遠くにあるもの」を指す丁寧な表現です。
- 遠くの建物について話す時: "Those buildings over there are new."
- 過去の経験を指す時: "I learned a lot from those experiences."
| 状況 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 遠くの物(複数) | Those cars are speeding. | あの車たちはスピードを出しすぎです。 |
| 過去の出来事 | I miss those days we spent together. | 一緒に過ごしたあの頃が懐かしいです。 |
「these」と「those」の文法的な役割
「these」と「those」は、単に「これ」「あれ」という意味だけでなく、文の中で様々な役割を果たします。それぞれがどのような品詞として機能するのかを知っておくと、さらに理解が深まります。
まず、「these」と「those」は、名詞の前に置いて、その名詞を具体的に示します。この場合、これらは「指示形容詞」と呼ばれます。例えば、「These cats are cute.」の「These」は、「cats」という名詞を修飾しています。
次に、「these」と「those」は、単独で名詞の代わりにもなります。この場合、これらは「指示代名詞」と呼ばれます。例えば、「Do you like these?」という質問に対して、「Yes, I like those.」と答える場合、「those」は、相手が指している「あれら」という名詞の代わりになっています。
また、人や物を指す場合、「these」と「those」は、それぞれ「these people」「those people」のように、性別や数を特定しない、より一般的な表現として使われることもあります。
- 指示形容詞として: These apples are red. (これらのリンゴは赤い。)
- 指示代名詞として: I like these more than those. (私はあれらよりもこれらが好きです。)
| 役割 | 例文 | 説明 |
|---|---|---|
| 指示形容詞 | These shoes are comfortable. | 「shoes」を具体的に示している。 |
| 指示代名詞 | Which do you prefer, these or those? | 名詞の代わりになっている。 |
「those」と「these」のニュアンスの違い:感情的な距離
「those」と「these」の使い分けは、物理的な距離だけでなく、話している人の感情的な距離感にも影響されます。これは、英語の面白いところの一つかもしれません。
「these」は、一般的に親しみや近さを感じさせる言葉です。例えば、「These friends of mine are great!」と言うと、その友達に対してポジティブな感情を持っていることが伝わってきます。自分の周りにいる、大切な人たちを指すときに自然と使われます。
一方、「those」は、少し距離を置いた感情や、客観的な視点を示すことがあります。例えば、「I've learned a lot from those mistakes.」と言う場合、過去の失敗を振り返り、そこから学んだことを冷静に分析しているニュアンスがあります。また、遠くの出来事や、あまり関わりたくないものに対しても使われることがあります。
まとめると、
- These : 親しみ、近さ、肯定的な感情
- Those : 距離感、客観性、時に否定的なニュアンス
というように、感情のフィルターを通して単語を選ぶことも、より自然な英語表現に繋がります。
「those」と「these」の「時間」に関する使い分け
「those」と「these」は、物理的な距離だけでなく、時間の距離感を示す場合にも使われます。これは、過去や未来について話すときに特に重要になります。
「these」は、現在や近い過去、そして近い未来を表すときに使われます。例えば、「I'm enjoying these days.」と言えば、今この時、あるいは最近の楽しい日々を指しています。「We'll have a party these days.」のように、近い未来の予定を示すこともあります。
対して、「those」は、遠い過去や、話している時点から離れた未来を表すときに使われます。「I remember those days when I was young.」は、子供の頃の遠い過去を懐かしんでいます。「I hope those problems will be solved soon.」は、現在から離れた未来の解決を願っています。
このように、時間を指し示す場合にも、「these」は「今、ここ、近い将来」を、「those」は「あの時、遠い昔、離れた未来」をイメージすると分かりやすいでしょう。
- This week , I will finish the project. (今週、プロジェクトを終わらせます。) - 近い未来
- That week , we went on a trip. (あの週、私たちは旅行に行きました。) - 過去の特定の週
「those」と「these」の「抽象的なもの」への応用
「those」と「these」は、具体的な物だけでなく、抽象的な概念やアイデアに対しても使われます。この応用範囲の広さが、英語の面白さでもあります。
例えば、「these」は、今話している内容や、現在議論されている問題など、話の流れで「身近」になった事柄を指すときに使われます。「Let's discuss these issues further.」のように、今まさに取り組んでいる問題について話す場合です。
一方、「those」は、過去の教訓、一般的な原則、あるいは議論から少し離れた過去の出来事などを指すときに使われます。「We should learn from those past mistakes.」のように、過去の教訓を活かそうとする場合です。
また、意見や考え方に対しても、「these」は「あなたの言っていること」や「今、皆が考えていること」を、「those」は「以前の考え」や「一般的に言われていること」を指すことがあります。この場合も、話している人との「心理的な距離」が基準となります。
| 状況 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 現在の問題 | We need to address these challenges. | 私たちはこれらの課題に取り組む必要があります。 |
| 過去の教訓 | Those lessons were invaluable. | あの教訓は非常に貴重でした。 |
「those」と「these」の注意点:単数形・複数形との関係
「those」と「these」の使い分けで、もう一つ重要なのは、これらが必ず「複数形」であるということです。単数形の場合は、「this」と「that」を使います。
具体的には、
- this : 単数、近いもの
- that : 単数、遠いもの
- these : 複数、近いもの
- those : 複数、遠いもの
という関係になります。たとえば、「This book is interesting.」(この本は面白い。)のように、単数で近いものを指すときは「this」を使います。しかし、「These books are interesting.」(これらの本は面白い。)のように、複数で近いものを指すときは「these」を使います。
「those」と「these」を単数形のものに誤って使ってしまうと、文法的に間違った英語になってしまうので注意が必要です。例えば、「This apples are red.」ではなく、「These apples are red.」となります。
この単数形・複数形の区別をしっかり理解しておくことが、「thoseとtheseの違い」を正しく使いこなすための基礎となります。
まとめ:実践で「those」と「these」を使いこなそう!
ここまで、「those」と「these」の違いについて、距離感、場面、文法的な役割、そして時間や抽象的なものへの応用まで、詳しく見てきました。基本は「近いもの=these」「遠いもの=those」という距離感ですが、それに加えて、感情的なニュアンスや、現在・過去・未来といった時間の流れも考慮に入れると、より自然で豊かな英語表現ができるようになります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、たくさんの例文に触れたり、自分で実際に使ってみたりすることが大切です。この説明を参考に、ぜひ日々の学習や英会話で「those」と「these」を意識して使ってみてください!きっと、英語がもっと楽しく、そして上達していくはずです。