英語で「~があります」「~はいます」と、何かが存在することを示すときに使う「there are」と「there is」。この二つ、実はとても似ているようで、使い分けが大切です。「there are」と「there is」の違いをしっかり理解して、自信を持って英語を使えるようになりましょう!
「There are」と「There is」の基本ルール
「there are」と「there is」の最も基本的な違いは、後に続く名詞が「単数」か「複数」かという点です。 この区別こそが、どちらを使うかの鍵となります。
具体的には、
- 「there is」は、単数名詞(一つだけのもの)の前で使います。
- 「there are」は、複数名詞(二つ以上のもの)の前で使います。
例えば、
- There is a book on the desk. (机の上に本が一冊あります。)
- There are two books on the desk. (机の上に本が二冊あります。)
このように、数によって使い分けることがわかりますね。
「There is」が使われる状況
「there is」は、文字通り「一つ」のものがあることを示す場合に基本として使われます。しかし、数えられる名詞(可算名詞)だけでなく、数えられない名詞(不可算名詞)に対しても使われるので、少し注意が必要です。
たとえば、
- There is a cat in the garden. (庭に猫が一匹います。)
- There is some water in the bottle. (ボトルに水が少し入っています。)
「water」は数えられない名詞ですが、「some」という言葉がついていることで、ある程度の量があることを示しています。この場合でも「there is」を使います。
また、不定詞「a」や「an」がつく名詞の前にも「there is」が来ます。これは「一つ」を明確に示したいからです。
| 単数名詞 | 「there is」 |
|---|---|
| a pen | There is a pen. |
| an apple | There is an apple. |
「There are」が使われる状況
「there are」は、二つ以上のものが存在することを示す場合に必ず使われます。数えられる名詞(可算名詞)の複数形に対して使われるのが一般的です。
たとえば、
- There are many students in the classroom. (教室にたくさんの生徒がいます。)
- There are some apples in the basket. (かごにりんごがいくつか入っています。)
「students」や「apples」は複数形なので、「there are」を使います。また、「many」や「some」のような、複数の存在を示す言葉と一緒に使われることも多いです。
数字が明記されている場合も「there are」を使います。
| 複数名詞 | 「there are」 |
|---|---|
| three dogs | There are three dogs. |
| four birds | There are four birds. |
疑問文での使い分け
「there are」と「there is」を使った疑問文も、肯定文と同じように、後に続く名詞が単数か複数かで使い分けます。
「there is」の疑問文は、
- Is there a cat on the roof? (屋根の上に猫はいますか?)
「there are」の疑問文は、
- Are there any books on the shelf? (棚に本はありますか?)
このように、「is」や「are」が文頭に来て疑問形になります。複数形の名詞に対して「any」を使うこともよくあります。
否定文での使い分け
否定文にする場合も、単数か複数かで「is not」または「are not」を使います。短縮形である「isn't」や「aren't」もよく使われます。
「there is」の否定文は、
- There isn't a cloud in the sky. (空には雲が一つもありません。)
「there are」の否定文は、
- There aren't many people at the party. (パーティーにはあまり人がいません。)
「not」を付ける位置は、「is」や「are」の後ろです。ここでも、単数か複数かの区別が重要になります。
「There」が主語ではない?
実は、「there」は文の主語ではありません。文の構造上、場所を示す言葉や存在を示す言葉を文頭に置くために「there」が使われているのです。文の動詞「is」や「are」は、その後に続く名詞(真の主語)の数に合わせて形が変わります。これを「主語と動詞の一致」と言い、英語の文法でとても大切なルールです。
例えば、
- There is a boy. (男の子が一人います。) → 「a boy」が単数なので「is」
- There are boys. (男の子たちがいます。) → 「boys」が複数なので「are」
このように、動詞が後に続く名詞に合わせていることがよくわかります。この「主語と動詞の一致」を意識することで、「there are」と「there is」の使い分けがよりスムーズになるでしょう。
「there are」と「there is」の違いを理解するのは、英語の基礎を固める上で非常に重要です。単数か複数かを常に意識しながら、たくさん練習してみてください。きっと、自信を持って使えるようになりますよ!